
令和7年度の高校入試の英語の結果
令和7年度の高校入試の結果が発表されました。
英語を見ていきます。
令和7年度の英語の平均点は53.1点でした。前年度の平均が54.5点なので、そんなに難しさに差はありませんでした。
でも、かなり目立った特徴があると思いました。グラフで見ると分かりやすいです。
得点を10点ずつに分けて、その点数にはどのくらいの生徒がいるか表したものです。

このグラフは例えば「30~39点の人は全体の14.2%いた」という意味です。
令和7年度の特徴は50点以上80点未満の生徒が少ないということです。90点以上の生徒が8%いるので、全体的に点数が低かったわけではありません。平均点が前年度とほぼ変わっていません。
ということは中間から少し上の層(50点~80点以下)が減って、50点以下と90点以上が増えたということです。
英語はずっとこんな感じだったか過去4年で比べてみましょう。

受験者数の何%かを表してるので、受験者数が減っているとかは関係ないですよ。赤の線(令和7年度)を見ると、他の線と比べて50点~79点までの生徒が少ないですよね。この減った分、30~39点と90~99点が増えています。
とうことは平均から離れた生徒が増えたということになりません?
つまり生徒間の学力差が広がった=二極化が進んだ可能性があります。
令和8年度もこうゆうグラフになるのであれば、英語はどんどん差が広がるのかもしれませんね。
英語の得点分布は少し変化しています。
でも、だからといって「特別な教育」や「海外式の学び方」が絶対に必要なわけではありません。
大切なのは「できない理由を探すこと」ではなく、「できる方法を見つけること」。
そしてそれは、難しいことではなく、日々の学校の勉強や宿題の中にちゃんとあります。
学校の内容を最大限に活用し、どう使うかを一緒に考えながら、子どもたちの力を育てていきたいと思います。
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