問題は、保護者の方もお子さんも、「単語や文法をやれば、長文も読めるようになる」と思って、がんばっていることです。
「分からない単語は調べて、文法も分かった。訳せたからOK!」ではないんです。
単語を覚えたり、文法を勉強するのは、読んだ内容を理解するためです。
読む文が1つなら理解するのはできるかもしれません。文が2つ、3つとなったらどうでしょう?
テストでは文を4つ5つ読んで、状況を理解する必要があります。読んだ文全部覚えておくことはできないですよね。なので、読んだ分から状況をイメージすることが必要になります。
「そんなの無理」って思うかもしれませんが、日本語では無意識にしているんです。
つまり、「訳せてる=読めてる(理解できている)」…ではありません。